無常をいとおしくかんじられるのは…常なるものを識っているから

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いつか

あなたが観た空や山を

いま

わたしが観ることはできないけれど

あなたがあの場所で

かんじたであろう永遠に消えない光を

かんじて

涙があふれた

二度と同じ風は吹かないし

二度と同じ雲は浮かばない

森羅万象は

一瞬たりともとどまることなく

すべての事象が移り変わってゆく

その儚さを

ときに　嘆き哀しみ

ときに　うつくしいとかんじ

ときに　いとおしむ

悲しみの涙も

哀しみの涙も

森羅万象のいとなみのなかに解けてゆく

すべての一瞬が

もう二度とないから

悲しいのであり

哀しいのであり

いとおしく

かけがえがない

人の一生は

かけがえのない瞬間の連続でできていて

ほんとうに尊い

目に見えるモノやカタチが

変化し

やがて消え失せてしまっても

こころがざわざわして

痛みをともなったとしても

こころを澄ませば

あなたの魂の永遠のかがやきを

かんじることができるから

だいじょうぶ

だいじょうぶ

いのちの限り

ここで生きてゆきます

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今日もお読みいただいて

ありがとうございます