夫の好きだった「花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが人生だ」
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夫が生前に
井伏鱒二の
花に嵐のたとえもあるさ
さよならだけが人生だ
という言葉を好んでいました
なぜ夫がこの言葉を好んでいるのか
ずっと理解できないでいたのですが
なんだか
ふっと
夫の氣持ちを感じられたような……
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唐の時代の于武陵の詩「勧酒」を
井伏鱒二が訳した名訳があります
「 勧酒 」
勧君金屈巵
満酌不須辞
花発多風雨
人生足別離
君に勧む 金屈卮
満酌 辞するを須いず
花発けば 風雨多し
人生 別離足る
井伏鱒二の訳
この杯を受けてくれ
どうか並々 注がしておくれ
花に嵐のたとえもあるさ
さよならだけが人生だ
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人間は生きている間に
一体どれだけの人とめぐり逢い
そして別れていくのでしょう…
確かに
たしかに…
「さよならだけ」
とも言えるのが人生
だから
だからこそ…
今ここに
共に生きている
という瞬間が
かけがえがなく
尊いものなのですね
花に嵐のたとえもあるさ……
夫はまさに
そんな人生を生きてこられたから
「さよならだけが人生だ」
と感じながら生きていたからこそ
「目の前の人を愛する」
「愛と信頼の絆をたいせつにする」
という生き方に
徹することができたのかもしれない…
人生の中でのすべての出逢いは
偶然ではなく必然
嫌だと感じていた人間関係であっても
その出逢いがなかったら
今のすべては違っていたわけで
様々な人間関係のなかで
互いのたましいを
向上させて来たのでしょう
一期一会の御縁に
深い感謝を……
ありがとうございます
水彩絵具で鳥さんを描きました
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たのしく
あたたかく
愛に満ちた毎日でありますように. *゚♡
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今日もお読みいただいて
ありがとうございます\(*ˊᗜˋ*)/
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